喉が鳴ってしまう原因は?病気が隠されている可能性もある

喉が鳴ってしまう原因は?病気が隠されている可能性もある

喉がなる女性

喉が鳴る原因には、いろいろなものがあります。

たわいもない原因から、意外と大きな病気が潜んでいることもあります。

どうして喉が鳴るのか、その原因を知っておくことで、体調を大幅に崩さないですむはずです。

それが自分の健康を守ることにつながるでしょう。

1.空気を飲み込んでしまっている

喉が鳴る原因の一つに、空気を飲み込んでしまっている可能性があります。

「空気嚥下症」または「呑気症(どんきしょう)」と言い、意外と多くの人がこの症状に悩まされているのです。

空気嚥下症とは、日々の生活習慣などが原因で、気がつかないうちに思った以上に空気を飲み込んでしまい、その空気がお腹にたまった状態になっていることです。

普段のちょっとした癖、例えば「つばを飲み込みすぎる」とか「歯を噛みしめすぎてしまう」という時、一緒に空気を飲み込んでいたりします。

他にも「早食い」をする人は、急いで食べ物を飲み込もうとするので、食べ物と一緒に空気も飲み込んでしまいます。

そうやって、無意識のうちにたくさんの空気を飲み込んでしまい、お腹にたまってしまっているのです。

また、つばを飲み込む原因となるのが「ストレス」です。

ストレスを感じていると、人は無意識のうちにつばを飲み込もうとするからです。

空気嚥下症の場合はグッグッというような音が聞こえてくるので、そういう変な音が喉の奥から聞こえてきたら、普段の生活習慣を振り返ったり、ストレスがたまってつばを飲み込みすぎていないか、チェックしてみることが大切です。

身についてしまった習慣を変えるのは大変ですが、こういう習慣のある人はできるだけその癖を改善するようにしましょう。

急につばの飲み込みすぎをストップする野は無理かもしれません。

しかし、少しずつでも控えるようにすれば、だんだんと症状は良くなっていくでしょう。

2.喉の奥の方に何かが詰まっている

喉が鳴る原因に、気道に何かが詰まっているということが考えられます。

喉が鳴っている時、喉の奥の方に何かが詰まっていないか、それをチェックしてみましょう。

喉に何かが詰まると言うのは、意外とよくあることです。

例えば鼻が詰まっていたりして、鼻水が喉の奥まで下りてきているのかもしれません。

また、痰が絡んでしまう時も、痰が喉の奥の気道まで移動してきていることもあります。

そういう時は、喉が鳴るだけでなく、異物感もあるので、自分でもすぐに分かるはずです。

喉の奥の方に何かが詰まっている時は、水などを多めに飲むようにしましょう。

そうすれば、喉に詰まっていた鼻水や痰を薄めたり、気道から流してしまうことができるからです。

またうがいをして、吐き出してしまうのもいい方法です。

何回かうがいをしているうちに、ぱっと取れることもあるでしょう。

喉に異物があると、ゴロゴロなるだけでなく、不快感を感じるはずです。

気分も悪いし、気になってしまって落ち着きません。

喉にもよくないので、サッサとうがいをしたり水を飲んだりして、喉の奥に詰まっている何かをとってしまいましょう。

3.喘息にかかっている

喉が鳴る原因であなどれないのが、喘息にかかっているということです。

喘息は怖い病気でもあり、下手をすると呼吸困難に陥ることがあるからです。

喘息にかかると、喉がゼイゼイなってしまいます。

小児喘息などで子供のころから症状がある人は、すぐに喘息が出てしまったことに気が付くので、薬を吸入したり体調に気を付けたりして、悪化しないように手を打つことができるでしょう。

しかし、喘息は大人になってからかかることもあります。

原因は分からないけれど、最近何だか喉がゼイゼイなって息苦しいそういうことがあるなら、喘息を疑ってみましょう。

病院で適切な治療を受けることで、重症化することを防ぐことができます。

また自分の喘息の原因が何か、それをチェックするのを忘れないようにしましょう。

喘息は、ハウスダストやダニ、ペットの毛などが原因で、その症状が出ることがあります。

もし、自分の喘息の原因がペットの毛などでしたら、むやみに動物に触るのを控えたり、家の中の掃除を徹底して、ハウスダストやダニなどを防ぐようにしてみましょう。

喘息になるととても苦しいし、状態が悪化すると入院することもありえます。

喉がゼイゼイなって息苦しいなら、一度病院で診察してもらうようにしましょう。

4.何か病気にかかっている

喉が鳴る原因に、何か病気にかかっているということがありえます。

その病気の症状として、喉がなっているのかもしれません。

喉が鳴る病気の一つに「急性咽頭炎」が考えられます。

喉の中にある喉頭蓋(こうとうがい)が炎症を起こしてしまい、それが原因で喉がなってしまいます。

インフルエンザなどが原因で急性咽頭炎にあることがありますが、その場合はほかに発熱などの症状も出ますので、すぐに病気であることが分かるでしょう。

他にも「反回神経麻痺」という病気も考えられます。

この病気は、喉を制御している神経がダメージを受けてしまい、声帯の開け閉めが不自由な状態になっていたりします。

喉の声帯が閉まりかけの状態になってしまうと、喉がゼイゼイとなってしまいますが、このような症状がでるのは、喉に腫瘍ができていたり、恐ろしいのは肺癌や胃癌が原因であったりする場合があります。

喉が鳴る症状は、もしかしたら大きな病気が潜んでいることを教えてくれているのかもしれないのです。

喉だけではなく、体全体の健康が損なわれていないか、早めに診察を受けてチェックすることが大切なことです。

喉が鳴る原因をつかもう

喉が鳴る原因を知ることで、何か大きな病気があるかどうかが分かることもあります。

ただ「喉の調子がおかしい」と思うだけでなく、体のどこかに不調がないか、じっくりと調べるようにしてみましょう。

そうすれば、いつまでも体調を損なうことなく、元気で日々を送ることができるでしょう。

※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。

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