バファリンとロキソニンは同じ頭痛薬でも結構違う!成分・働き・効果などを比較

バファリンとロキソニンは同じ頭痛薬でも結構違う!成分・働き・効果などを比較

バファリンとロキソニンは、どちらも頭痛を和らげてくれる薬なので、その違いはメーカーが違うだけと思われています。

しかしメーカー以外にも、多くの違いがあります。

頭痛の時は、どちらの薬を服用すれば良いのか分からない方のために、どのような違いがあるのかご紹介します。

1.頭痛を抑えてくれる働きがバファリンとロキソニンでは違う

バファリンとロキソニンの大きな違いは、頭痛を和らげてくれる働きと言われています。

バファリンは、頭痛を和らげてくれる働きがあるのに対して、ロキソニンは頭の痛みを感じる神経を麻痺させる働きがあります。

歯医者へ通う時に麻酔を打つ時がありますが、ロキソニンは麻酔を打つのと同じようなものと考えれば分かりやすいでしょう。

1日でも早く頭痛を和らげてくれる薬はどちらなのかと言うと、それはロキソニンになります。

バファリンは「指定第2類医薬製品」ですが、ロキソニンは「指定第1類医薬製品」です。

指定第1類医薬製品のほうが効き目があると言われていますが副作用が強いというデメリットがあります。

それにひきかえ指定第2類医薬製品は効き目が弱い代わりに、副作用も弱いというメリットがあるので、効き目と副作用どちらを重視するかで購入する薬を選ぶようにしましょう。

2.バファリンとロキソニンとの副作用の違い

バファリンの宣伝で「半分は優しさで出来ている」という言葉は、ご存知の方は多いでしょう。

バファリンは、ロキソニンに比べて副作用が弱いので、この宣伝の通り体に優しい薬になります。

そのようなバファリンでも副作用はあって、眠気や胃痛などがあげられます。

バファリンを服用している方のなかには、じんましん耳鳴り吐き気手の震えなどが現れる方もいますが、何も症状が出ない方もいるので、個人差があります。

バファリンは、肝臓の働きが悪い方の場合はアルミニウムが体内にたまってしまい中毒を起こす危険があるので、解析患者の方は注意しましょう。

ロキソニンの副作用は、胃痛だけでなく、胃潰瘍など深刻な症状を発症してしまう危険性があるので注意が必要です。

そのため胃腸が弱い方や、高齢者などはロキソニンを服用する際はかかりつけの医師に相談したほうが良いでしょう。

3.バファリンとロキソニンの成分の違い

バファリンとロキソニンは、成分にも大きな違いがあります。

バファリンの主成分は、単一の成分ではなく複合成分になり「アスピリン合成ヒドロタルサイト」などです。

痛みの原因と言われているプロスタグランジンの合成や生成を防いでくれるので、鎮痛作用解熱作用消炎作用などがあります。

頭痛が起きると、頭に近い首や肩にコリを発生する方がいますが、そのようなコリまで抑えてくれるのです。

ロキソニンの主成分は「ロキソプロフェンナトリウム水和物」と呼ばれるもので、痛みや熱の原因物質であるプロスタグランジンを素早く抑えてくれます。

そのためロキソニンは、鎮痛効果や解熱効果がある上に、眠くなってしまう鎮静催眠成分が含まれていません。

4.頭痛の種類でバファリンとロキソニンのどちらにするか選ぶ

頭痛にはいくつか種類があって、風邪や二日酔いで起きる頭痛脳の病気に伴う頭痛慢性頭痛(片頭痛緊張型頭痛郡発頭痛)などがあります。

風邪や二日酔で起きる頭痛では、バファリンやロキソニンのどちらの薬を服用しても問題ありません。

ただし脳の病気に伴う頭痛の場合は、市販薬ではなく、かかりつけの病院で薬を処方してもらったほうが良いでしょう。

慢性頭痛に苦しめられている方は多いと言われており、慢性頭痛になっている日本人は3,000万人もいて、4人に1人は慢性頭痛です。

慢性頭痛は、バファリンとロキソニンのどちらを選んでも問題はありませんが、ドラッグストアなどで多くの方が購入されているのはロキソニンのほうと言われています。

慢性頭痛の方で、どちらの薬を購入するべきか悩む場合は、多くの方が購入されているロキソニンを選べば良いでしょう。

5.頭痛を和らげる時間がバファリンとロキソニンとでは違う

バファリンとロキソニンは、服用する方法や頭痛を和らげる時間帯も違います。

バファリンから新たに発売された「バファリンEX」の服用方法は、1回1錠で1日3回まで服用出来ます。

服用の間隔は最低でも4時間は必要で空腹時は避ける必要があり、15歳未満は服用出来ないので注意して下さい。

ロキソニンシリーズで発売されている「ロキソニンS」は、1回1錠で1日2回まで服用出来ます。

ロキソニンSも、空腹時は避ける必要があって、15歳未満は服用出来ないので注意して下さい。

ロキソニンのほうがバファリンより副作用が強いので、1日に服用出来る回数が1回少ないので間違えない様にしましょう。

バファリンとロキソニンは同じ頭痛薬でも結構違う

バファリンとロキソニンは、同じ頭痛薬なので、どちらの薬を購入するべきか悩む方が多くいます。

そのような時は、頭痛を和らぐ時間が遅くなっても副作用の少ないほうが良いかたはバファリンを選んで、副作用があっても早く頭痛を和らげたい方はロキソニンを服用したほうが良いでしょう。

注意して欲しいのは、どちらの薬でも多少の副作用はあるので、副作用が心配な方はかかりつけの医師に相談してから決めて下さい。

※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。

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