気持ち悪くて吐きそうなのに吐けない原因と対処法

気持ち悪くて吐きそうなのに吐けない原因と対処法

「吐いてしまいそうなほど気持ち悪いのに、吐けない」そんな経験をしたころがある人もいるでしょう。

吐いてしまえばスッキリするのに、吐けないのは苦しいですよね。

まずは吐き気の原因を突き止め、吐けない時の対処法を試してみましょう。

1.ストレスによる吐き気

誰でも仕事や家事、人間関係などが原因でストレスを感じることはありますよね。

ストレスが原因で吐き気が起こってしまうこともあります。

その場合、吐いてしまいそうなのに吐けないことがあります。

対処法としては、ストレスから気をそらしリラックスして過ごすことが一番です。

ストレスに感じている仕事や家事などから少し距離を置くために、散歩に出かけたり、映画を観たり、あらゆるリラックス方法を試しましょう。

そうすると自然に吐き気が治まります。

またどうしても吐けなければ気が済まないよきには、固形物を食べるよりも、プリンやゼリーなどの柔らかい物やコーラなどの炭酸飲料を飲むと吐きやすくなります。

2.つわりによる吐き気

つわりは、妊娠した女性の多くが経験するものですが、体質やつわりの軽度によっては吐きたいほど気持ちが悪くても吐けないことがあります。

吐き気が起こりやすい食べ物がはっきりしている場合には、その食べ物を徹底的に避けましょう。

また匂いで吐き気が起こってしまうこともあります。

つわりによる吐き気の対処法は、まず休息をしっかり取りましょう。

無理に食事をしたりせず、食べられるものを食べられる量だけ、体調の良い時に食べると吐き気を感じにくくなるはずです。

また吐き気が止まらないのであれば、産婦人科の先生に相談し、吐き止めを処方してもらいましょう。

3.摂食障害を患っている

自分では自覚がない人もいますが、摂食障害が原因で気持ちが悪くて吐きそうなのに吐けない時もあります。

とくに過食症で、短時間のうちに何食分もの食べ物を食べてしまい、そのあと気持ち悪くなり吐きたい、けれど吐けない、という人が多くなります。

対処法としては、まず自分が摂食障害であることを自覚し、病院に行きましょう。

そこで心身ともにチェックしてもらい、必要であれば薬を処方してもらいます。

どうしても気持ち悪いのを止めるために吐きたい場合は、過食で食べている時に一緒に水分を多く摂るようにすると吐きやすくなります。

ただ胃の中が空っぽになるまで吐くのを1日に何度も繰り返すとカリウム不足などの栄養失調状態になってしまうこともあるので、できるだけ早く病院に行きましょう。

4.乗り物酔いによる吐き気

乗り物の揺れ、匂い、密室感、音などの影響で乗り物酔いをしてしまうこともあるでしょう。

そして吐きたいぐらい気持ち悪いのに吐けない状態に陥ってしまうことがあります。

その対処法としては、吐きやすいように水やお茶を乗り物に乗る時には持参し、また周りを汚さずに吐けるようにビニール袋を用意しましょう。

隣に誰かがいる時には、背中をさすってもらうと良いでしょう。

また乗り物酔いによる吐き気は事前に、乗り物酔いの薬を飲む、排便をしっかりしてから乗り物に乗る、消化の良い物を食べて乗る、など対策を取ることで吐き気が起きなかったり、吐きそうなほどは気持ち悪くならずに済んだりすることもあります。

5.頭痛による吐き気

頭痛は、体調や季節の変化、疲労やストレスなどちょっとしたことで起こってしまう症状です。

そして頭痛になると気持ち悪くて吐きそうな状態になり、けれど吐けない、という悪循環に陥ってしまうことがあります。

とくに頭痛の中でも片頭痛を患っている人は、片頭痛の症状として、吐き気が出てくることがあります。

吐き気が伴う頭痛が起きた時には、まずできることならベッドに横になったり、座ってリラックスしたりしましょう。

市販薬は30分ほどで頭痛に効くこともあるので、利用するのもよいでしょう。

また暗い部屋で過ごし、新鮮な空気に当たることで吐き気がスーっと消えていくこともあります。

仕事や家事があっても無理はせず、とにかく休み吐き気が治まるのを待ちましょう。

6.食べ過ぎや飲み過ぎによる吐き気

多くの人が経験したことがある吐き気が食べ過ぎや飲み過ぎによる吐き気です。

飲食が原因の場合、体がこれ以上何も摂取できない、ということを訴えているため、吐いてしまうことで体調が回復しやすくなったり、気分がもとに戻ったりします。

食べ過ぎ、アルコールなどの飲み過ぎの場合には、水や炭酸水を飲み、食べ物が逆流しやすい状態を作りましょう。

また酔っぱらっていてトイレに行けない時には、ビニール袋やバケツを用意し、フラフラと倒れてしまわない安定した姿勢を取ると吐きやすくなります。

またワイシャツなどを着ている場合やきついベルトを締めている場合には、首元を緩め、呼吸しやすい状態を作ることで吐きやすくなるはずです。

気持ち悪くて吐きそうなのに吐けない原因をつかもう

気持ち悪くて吐きそうなのに吐けない時には、原因を知り、その原因に合わせた対処方法を取ることが大切です。

ストレス、頭痛、食べ過ぎや飲み過ぎは、薬を使用しないでも吐き気を対処できることもありますが、乗り物酔いや摂食障害は病院や薬に頼った方が楽になるかもしれません。

上手く対処をし、吐きそうなのに吐けない辛い時間を乗り越えましょう。

※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。

気持ち悪くて吐きそうなのに吐けない原因と対処法に関連する情報