動悸がする原因とは。深刻な病気を見逃さないようにしよう

動悸がする原因とは。深刻な病気を見逃さないようにしよう

動悸がすると、何か悪い病気にかかっていないか、不安を感じてしまうでしょう。

動悸がするのは、大きな病気である場合もありますが、日常のほんの些細なことでも原因になりうるのです。

深刻な病気を見逃さないためにも、動悸がする時に考えられる原因を知っておきましょう。

それが自分の健康を守ることにつながるのです。

1.緊張しているのが原因

動悸がする時に考えられる原因に、緊張しているということが考えられます。

普段は動悸がするなんてことがないのに、その日に限って急にドキドキしてきた場合、自分でも知らず知らずのうちに緊張しているかもしれないのです。

重要な会議の前や、好きな人に告白するような時、相当なプレッシャーがかかることがあります。

そのため、自分でも知らず知らずのうちに、興奮してしまい、緊張状態になっているのです。

人は興奮したり緊張すると、交感神経が優位となります。

それが原因で、動悸がしてしまいます。

普段何ともないのに、急にドキドキと動悸がするようなら、それは興奮して緊張状態になっているのが原因です。

その場合は、特に体調面での心配はありませんし、しばらくしたら自然と収まることでしょう。

2.カフェインを摂りすぎてしまっている

普段は健康なのに、動悸がする時に考えられる原因に、カフェインの摂りすぎというものがあります。

コーヒーや緑茶、そして紅茶など、飲みすぎていないかチェックしてみましょう。

カフェインを摂りすぎてしまうと、動悸を起こしてしまう場合があります。

カフェインが体の中に多く入ってしまうと、交感神経が刺激されてしまうからです。

交感神経が刺激されることで、一時的に動悸を起こすことがありますが、カフェインを摂りすぎないようにすれば、動悸を起こすことはなくなるでしょう。

他にもいくつか、交感神経を刺激するものはあります。

お酒を飲みすぎてしまうと、やはり動悸を起こすことがありますが、お酒の成分であるアルコールが、やはり交感神経を刺激するからです。

他にもニコチンが多く含まれているタバコの吸いすぎなどでも、同じように動悸を起こすことがあるので気を付けましょう。

どのような食べ物飲み物でも、摂りすぎはNGです。

何事もほどほどにしておくのが、健康管理をする上でも大切なことです。

3.更年期障害

動悸がする時に考えられる原因の中に、更年期障害であるという場合があります。

更年期障害のせいで体調が崩れてしまったり、メンタル的に落ち込んでしまい、動悸や息切れを起こしてしまうことがあります。

更年期障害は、女性ホルモンが減少することによって、自律神経の乱れが生じてしまいます。

そのため、ホットフラッシュやめまいのほか、動悸や息切れという症状が出てきてしまいます。

さらに、更年期障害になると、精神的に追い詰められてしまう人もいます。

考え方がネガティブになってしまったり、ちょっとしたことでも動揺してしまいます。

そういう精神的な不安定さが、動悸を引き起こすこともあります。

更年期障害が原因の場合、何もしていなくても、急に動悸が起きてしまうことがあります。

特にどこが悪いというわけではなかったのに、急に動悸が起きるようなら、更年期障害のほかの症状が出ていないか、チェックしてみる必要があります。

また、病院で相談したり治療を受けることで、更年期障害が原因の動悸や息切れをストップさせることができるでしょう。

4.不整脈が原因だったりもする

動悸がする時に考えられる原因の一つに、不整脈が原因という場合があります。

何もしていないのに、急に脈が速くなったり遅くなったりしていて、それが原因で動悸を起こしてしまいます。

普通健康な状態で脈拍を打つのは、1分間に50回以上です。

そして90回以下となります。

それ以下でもそれ以上でも、脈拍は正常とは言えなくなります。

不整脈の場合、動悸だけではなく、めまいや息切れという症状も出ることが多いです。

ひどい場合には、失神してしまうこともありますから、気を付けるようにしましょう。

不整脈の原因となるのは、ストレスや過労、そして飲みすぎや喫煙です。

そして、高血圧が原因でもあります。

この頃頻繁に動悸が起きると思ったら、少し用心して体を休めるようにしましょう。

それと合わせて病院で診察してもらうことも大切です。

放っておくと、症状が重くなることもあるので「不整脈かもしれない」と思ったら、必ず病院で調べてもらうようにしましょう。

5.何かの病を抱えている

動悸がする時に考えられる原因で見過ごせないのが、病を抱えているということです。

下手をすると命取りになりかねないので、必ず病院で調べてもらうようにしましょう。

心疾患がある場合、動悸だけでなく痛みを生じることがあります。

ドキドキしているのと同時に、痛みを感じるようなら、心筋梗塞や狭心症の可能性があります。

しばらくして動悸や痛みが治まったとしても、放っておけば命を落とすこともあります。

自己判断をしたり軽く考えないで、一度きちんと検査してもらうようにしましょう。

心臓が原因でなくても、病が原因で動悸が起こることがあります。

動悸がするだけでなく、息切れや疲れやすいようなら、貧血が疑われます。

動悸とともに意識の混乱や発語困難があるようなら、低血糖症になっているかもしれません。

呼吸困難の症状がある場合は、パニック障害や過換気症候群である可能性が高いでしょう。

動悸とともに、別の症状が出ているようなら、どういう症状が出ているかということをチェックして、病院で診察を受けてみましょう。

早く治療すれば、十分間に合う場合がほとんどです。

大きな病を見過ごさないように、じっくりと自分の体をチェックしてみましょう。

動悸がする理由を知ろう

動悸がするということは、決して簡単に考えてはいけません。

動悸がするのは、体がSOSを出している場合があるからです。

他に何か別の症状が出ていないかを確認して、必要に応じて生活や食習慣を改善したり、病院にいくようにしてみましょう。

そうすれば、大幅に体調を崩すということはありませんし、毎日を健やかに過ごせるはずです。

それが自分の命を守るということでもあるのでしょう。

※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。

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