生理痛の主な症状10個
皆さんは生理痛についてどれくらい知っていますか?男性ならあまり考えたこともないかも知れません。
実は、生理痛は人それぞれで、本人の努力だけではどうしようもないようなこともあります。
生理痛の原因は、一言でいえば「ホルモンバランスの乱れ」です。
そのため、ホルモンバランスが乱れると体内の様々なバランスが乱れてしまいます。
今回は代表的な生理痛の主な症状をご紹介します。
1.腹痛、主に下腹部が痛いまたは重い
一般的に多くみられるのが、この症状です。
お腹が冷えた時とはまた違う痛みで、どちらかというとズーンとボーリングの球を飲み込んでしまったかな?というような重い痛みを訴える方が多いです。
生理前から生理中ごろまで続くことが多く、数日間このお腹の重い痛みを抱えて生活するのはなかなか精神的にも参ってしまうほどのものです。
2.頭痛
生理中はホルモンバランスが変わりますから、それに伴って頭痛がすることがあります。
頭痛はとにかく何かに没頭しようとしても忘れることが出来ないため、とても辛いですね。
人によっては、単なる頭痛ではなく、偏頭痛のように、脈を打つように痛む、かちわれそうなくらい痛い、頭をちょっと振るだけで脳みそが揺れるように痛むなどの重症な頭痛を伴う人もいます。
3.身体全体のだるさ
何となく身体全体がだるい、といったのが主な症状です。
特に疲れているわけでもなく、普段と同じ生活をしていても、身体が重くだるく感じてしまいます。
そのため、座り仕事の人でもいつもの姿勢を保つことが辛かったり、家事をしようにも腰が重くなってしまいがちになります。
これは特に男性には理解されにくい上に頭痛薬のような、この症状に対応する薬も一般的にありませんから、多くの女性を苦しめている生理痛の一つです。
決してだらけていたり、ゆっくり寝れば解決するようなものではないのです。
4.イライラする、感情的になる
これは一般的には、生理前に来る人が多いのが特徴ですが、普段ならなんとも思わないことでもすぐに感情的になってしまったり、何もないところで何となくイライラしてしまうという症状です。
ただ座っているだけでイライラするので、周りも困るとは思いますが、実は本人もこれはとても辛いのです。
これもまたホルモンバランスが関係しているため、なかなか自分では思うようにいかないことがあります。
5.関節痛
生理痛の中には、生理前から生理中ごろまで、関節が痛むこともあります。
主に下半身の関節の痛みを訴えることが多いですが、中には全身痛む人も。
最も多いのは股関節の痛みです。
これは座って安静にしていても、寝転がっていても痛みは消えず、あまり楽になりません。
6.めまい
生理中は血が多く出るわけですから、貧血を起こしやすくなるのも当然のこと。
それに加え、生理痛の一種でめまいを引き起こすことがあります。
あまりにも症状がひどい場合は外出を避け、家でゆっくり休養することをオススメします。
7.食欲不振
何か理由があるわけではなく、なんとなく食欲がわかず、お腹がすいている状態でもあまり食べる意欲が沸きません。
一般的には「食べられないわけではないけど、食べたいと思わない」といった症状が多く見られます。
そのため、生理中にものを食べないという人はあまりいませんが、食への関心が薄れ「美味しそう」と思うことが少なくなります。
8.腰痛
生理前から始まることが多い腰痛。
下腹部痛と似ており、腰が重く感じるのが特徴です。
この腰痛が生理の知らせとなっている人も多いのではないでしょうか。
これもまた、立っていても座っていても続きますので、仕事中などはなかなか気が休まることがありません。
9.吐き気
生理痛が重い人の場合、吐き気を伴う場合もあります。
これもまたホルモンバランスの乱れのせい。
生理に伴って子宮の収縮が行われ、そのホルモンが胃までも収縮させてしまい、それが吐き気につながるのです。
10.便秘、またはお腹が異様に張る
生理中は身体全体の代謝の機能や、内臓の機能が衰えてしまいます。
そのため、便秘になってしまったり、異様にお腹が張ってしまったり腸にガスが溜まってしまったりします。
常にお腹が張っているのはとても不快ですよね。
また、他の頭痛などの症状と併発している場合は、薬にも頼ることが出来ないこともあるため、多くの女性が我慢して耐えているのがこの症状です。
生理痛の症状について知ろう
あくまでも代表的な10個の生理痛の症状をご紹介しました。
生理痛の症状や重さというのは本当に人それぞれです。
今は福利厚生などで「生理休暇」というのが出来ている会社があったり、レディースクリニックで生理痛を緩和する治療も受けることが出来ます。
重い生理痛で悩んでいる人も、一人で抱え込まずに、誰かに相談してみたり、病院にかかってみるのもいいでしょう。
※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。