【鼻炎薬の選び方】鼻水の出方や効果・副作用で鼻炎薬を選ぼう

【鼻炎薬の選び方】鼻水の出方や効果・副作用で鼻炎薬を選ぼう

鼻炎の女性

鼻炎薬はアレルギー性の鼻炎、花粉症などで起きる鼻づまり、痒み、くしゃみなどの症状を楽にしてくれる薬です。

鼻炎の辛さは人によって様々ですが、薬が合うかどうかが鼻炎を治すための鍵となります。

そんな鼻炎薬の選び方を知り、参考にしましょう。

1.鼻風邪ではないかどうか

鼻炎薬を購入、使用する前に、ほんとうに鼻炎なのかどうかをもう一度チェックし、薬を選ぶことも大切です。

突然、鼻炎の症状に悩まされるようになった場合、それは鼻風邪なのかもしれません。

鼻風邪の場合は、発熱したり、鼻の粘膜が赤くなったりし、また辛い症状が1日中続きます。

そして鼻炎の場合は、明け方就寝時の症状が一番重くなりやすく、鼻の粘膜は赤くならず、鼻水は水っぽいことがほとんどです。

家族にアレルギー体質の人がいると、鼻炎になりやすい傾向があります。

風邪薬と鼻炎薬はもちろん含まれている成分などが変わってきますから、自分が鼻炎だとはっきり認識してから薬を選びましょう。

2.症状の具合に合わせて選ぶ

鼻炎薬は多くの種類がドラッグストアで売られていますが、自分の症状に合っていないとまったく効かず症状が改善しません。

まずは自分の症状がどれぐらい重いのか、軽いのかを明確にしましょう。

例えば、長期間鼻づまりだけが続いている場合、強い薬を使い続けるよりも、長期間使い続けられる弱めの薬の方が合っているはずです。

逆に、花粉症の症状に一時的に悩まされている、鼻水が止まらない、など重い症状の場合には強めの薬が必要となります。

市販薬のパッケージにある説明だけでは判断が難しいので、ドラッグストアの薬剤師さんに相談してみると良いでしょう。

3.内服薬か点鼻薬かを選ぶ

鼻炎薬といっても、内服薬か点鼻薬かで使い方は変わってきます。

そのため、自分はどのタイプの薬を飲みたいかで鼻炎薬を選ぶのもポイントです。

内服薬の場合は、1日1回飲めばしっかり効く薬もありますが、点鼻薬の場合は1日数回の使用が必要な場合もあります。

1日仕事などで慌ただしく過ごしている人にとっては、内服薬のほうが楽に使い続けられるかもしれません。

またできるだけ早く鼻炎を治したい場合には、内服薬と点鼻薬の両方を使うこともできます。

もちろん薬の相性、それぞれの効果の違いがあるので、合わせて使っても良いかどうかはお医者さんや薬剤師さんに確認しましょう。

4.すぐに効いてほしいなら抗ヒスタミン薬が含まれているものを選ぶ

鼻炎のせいで鼻水が止まらない、鼻呼吸ができないほど酷い鼻づまりがあるなどの重い症状で仕事にならなかったり、夜眠れなかったりし、できるだけ薬がすぐに効いてほしいと思う人もいるでしょう。

そのような場合には、抗ヒスタミン薬が含まれている薬を選ぶのがポイントです。

抗ヒスタミン薬には出ているアレルギー症状を即効で抑える働きがあります。

例えば「明日は仕事なのに鼻水が出る」という場合で、原因が花粉症などのアレルギーと分かっているのなら抗ヒスタミン薬が含まれている鼻炎薬を飲めば、半日、1日などで症状が改善することもあります。

また鼻炎の原因となるアレルギー症状を予防したい場合には抗ヒスタミン薬ではなく抗アレルギー薬の含まれているものを選びましょう。

5.痰や咳を軽減してくれるかどうか

鼻は密接に口と繋がっています。

そのため、鼻炎が酷くなると、喉を傷めたり、痰や咳の症状に悩まされたりすることも少なくありません。

鼻炎が始まってすでに喉が痛い、咳が出るようになった、など明らかに喉に違和感がある場合には鼻炎薬に喉の炎症を抑える成分も含まれているかで鼻炎薬を選びましょう。

中には痰がきれやすくなったり、咳が止まったりする効果が含まれているものもあります。

また鼻炎が治っても、鼻炎の影響で咳が止まらない、数か月間咳が出るなどの症状もあるので、鼻炎はしっかり治しましょう。

鼻の症状を楽にするとともに、喉の炎症も楽になれば、今までより快適に過ごせることは間違いありません。

6.副作用をしっかりチェックする

鼻炎薬を選ぶ際に注意しないといけないのは、副作用があるかどうかです。

とくに内服薬を使用し眠気が出ることがあるので、副作用がある薬をしようしても大丈夫かどうかはしっかりチェックし、選びましょう。

例えば、夜に薬を飲み寝るだけなら、眠気が襲ってきても問題ないでしょう。

けれど昼間も眠気が出てしまう、車を運転するという場合には、副作用が出にくい点鼻薬や内服薬の中でも漢方を選ぶようにすると良いでしょう。

また人によっては、薬を飲み頻尿になったり、むくみやすくなったりする副作用に悩むこともあります。

鼻炎薬の副作用は必ず事前に知っておきましょう。

自分の状態に合った鼻炎薬を選ぼう

鼻炎薬は、鼻風邪ではないことを確認し、症状の具合に合わせて薬を選ぶようにします。

また薬の成分、副作用、服用方法も自分の好みや体質に合ったものを選びます。

また鼻炎の影響を受けやすい喉への効果もチェックするとよいでしょう。

自分に合った鼻炎薬を選び使用すれば、辛い鼻炎もしっかり治せるはずです。

※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。

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