痔を予防する方法。痔にならないような生活習慣とは
痔になってしまうと痛みが辛く、何をするのも嫌になりますよね。
長く痛みが続いたり、定期的に薬を使用しなければいけなかったり、一度痔になると面倒なことも多いものです。
事前に痔を予防し、快適な毎日を過ごしましょう。
1.体を清潔に保つ
痔になりやすい状態は、お尻周辺が汚れていて、菌が入りやすくなっている時です。
そのため、痔の予防には体を清潔に保つことが大切になります。
便をした後、キレイにお尻を拭いたり、トイレについている洗浄機能でお尻を洗ったりしましょう。
また必ず毎日お風呂に入ったり、シャワーを浴びたりし、汗をかいたら衣服を交換することも痔の予防になります。
また女性は、毎月の生理のときにお尻周辺が汚れやすくなるので、こまめに洗浄をするなど、細心の注意が必要です。
つねにお尻をキレイに保つことができれば、痔になる可能性はぐっと減らせるはずです。
2.食物繊維を多く摂る
痔を予防するためには食物繊維を多く摂取することも大切です。
食物繊維不足は、便秘を引き起こすこともあり、便秘になると無理に便を出そうと頑張ってしまうため、肛門が切れ痔になります。
食物繊維が十分に摂れていない人の多くは、1日の野菜やフルーツの摂取量が極端に少ないことがほとんどです。
必ず毎食、野菜かフルーツが含まれているメニューを選び、ときには野菜たっぷりのサラダ、煮物、ラタトゥユなどのメニューを意識して食べる必要があります。
またチアシードやアサイーなどのスーパーフードも少量で多くの食物繊維が含まれている食材なので取り入れると良いでしょう。
3.体を温める
痔になってしまう人は、便秘になりやすく、また血行が悪くなりやすいことが多いのです。
そのため、普段から体を温めるようにすると、それが痔の予防につながります。
とくにお尻は冷やさないようにし、衣服だけでは寒いのであれば、お尻にクッションを敷く、ひざ掛けをかけるなど、体を温める工夫をしましょう。
また全身がしっかりポカポカしてくる入浴も大切で、毎日お風呂にゆっくりつかるようにすると、血行が良くなり痔になりにくくなります。
また適度に体を温めると、便も自然に出やすくなるものです。
体が冷えやすい人は、冷たい飲み物や食べ物は口にしないようにし、温かいスープや飲み物を食生活に取り入れるのもオススメです。
4.水分補給をこまめにする
水分摂取量が足りていないと、便は硬くなってしまいます。
硬い便は出にくいため、排便の際に肛門を傷つけ、痔になるケースはよくあります。
そのため普段から水分補給はこまめに行いましょう。
便をちょうどいい硬さに保つためには、1日に1.5~2リットルの水、お茶、ハーブティーなどの飲み物を飲む必要があります。
冷たい飲み物を飲み過ぎると逆に下痢や腹痛に悩まされることもあるので、できれば常温か温かいドリンクを飲むようにしましょう。
喉が乾いたと感じた時以外にも、飲み物を飲むように心がければ、1日2リットルは簡単に飲むことができます。
痛い痔を予防できるなら、それぐらい頑張って毎日飲むように心がけたいですね。
5.刺激物は食べない
実はアルコール、カフェイン、辛い物、香辛料が多い物など刺激が多い食べ物飲み物は痔の原因になってしまうので、痔になりやすいひとは刺激物を最初から口にしないことが痔の予防方法となります。
とくに外食をすると刺激の強いメニューがどうしても多くなってしまったり、お酒の量が多くなってしまったりするので気をつけましょう。
和食中心で薄味メニューを選び、揚げ物の量はほどほどにすることがポイントです。
また体調不良の時や、連日外食が続き便の調子が悪い時などは、おかゆ、雑炊、うどんなど体への刺激の少ない食べ物を食べることも覚えておきたいですね。
的確な食事メニュー選びで、痔に悩まされない体を作りましょう。
6.立ち姿勢、座り姿勢に気をつける
1日中デスクワークをしたり、同じ姿勢で立っていたり、休日は長時間ドライブしていたりする人は痔になりやすくなります。
同じ姿勢でお尻を圧迫していることが原因なので、そうならないように、姿勢はこまめに変えるようにしましょう。
デスクワークでも、1時間に1回は立ち上がる、軽くストレッチする、歩き回るなど姿勢を変え、おしりを圧迫感から解放してあげましょう。
姿勢を変えることで体の血行も良くなるので、痔にはなりにくくなります。
一度痔になってしまうと、座っているのも辛いほどの痛みに悩むことになってしまうので、そうなる前にしっかり予防を行いたいですね。
痔を予防していこう
痔を予防する方法は、まずは体を清潔にする、同じ姿勢を続けすぎない、など簡単にできることから始めましょう。
また食物繊維や水分も意識的に摂ることが大切です。
それから体を温め、便が出やすい環境づくりも行いたいですね。
しっかり痔を予防し、不快感や痛み知らずの健康的な体をキープしましょう。
※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。