痔の治し方。痔の種類や状態によって治し方が違う
痔になるとおしりが痛くなったり、血が出たり、生活に支障が出てきてしまい嫌ですよね。
病院にいくほどではないから自宅で治したい、という人もいるでしょう。
痔の治し方を参考にし、できるだけ早く快適な生活に戻りましょう。
1.痔の市販薬を使う
痔になってしまったら、自分の痔はどんな種類の痔なのかをしっかり見極め、自分の痔にぴったりの市販薬で治しましょう。
肛門の皮膚が切れてしまう切れ痔、肛門を閉じる部分の内側や外側にぷっくり膨らんでしまういぼ痔、大腸菌などに感染し肛門周辺に膿が溜まってしまうあな痔などがあります。
肛門のどの部分に痔があるかで、薬の服用方法も異なってきます。
塗り薬、肛門に注入するタイプの薬、飲み薬など色々な種類があるため、ドラッグストアの薬剤師さんに相談する、パッケージの説明をよく見てから選びましょう。
容量を守って忘れずに市販薬を使えば、痛い痔も早く治るはずです。
2.体を温める
痔になりやすく、なかなか治らない、そんな風に悩んでいる人は結構いるでしょう。
またすぐに痔を繰り返してしまう場合、痔になりやすい体質なのかもしれません。
とくに普段から体が冷えやすい、特におしり周辺が冷たくなりやすい、人は体を温め、体がポカポカした状態を保つことで痔を治すことができます。
体を温めるときには、しっかり時間をかけて入浴する、おしりを冷やさないようにクッションを使う、カイロを使う、温かい飲み物を飲むようにする、など色々な方法を試しましょう。
血行が良くなると、便がスムーズに出るようにもなり、痔が治りやすくなるはずです。
3.おしりを清潔にする
痔を治したいときには、まずおしりを清潔にすることも大切です。
痔は菌に弱く、菌が肛門についたままだと痔が悪化してきます。
おしりを清潔したいときには、トイレに行った後、ウォシュレットを使う、肌に刺激の少ないウェットティッシュでおしりをキレイに拭くようにしましょう。
またお風呂やシャワーにこまめに入り、痔を傷つけない程度に優しく、でもしっかり洗浄するようにしましょう。
下着をこまめに変えるようにしたり、生理中にはナプキンをこまめに替えたりすることも大切です。
意識しておしりを清潔に保てば菌からおしりを守ることができ、痔もよくなるはずです。
4.消毒する
痔が肛門の外で炎症を起こしている場合には、痔の部分をよく消毒することで痔が治ることもあります。
消毒する時には、おしりを洗浄するなどしてキレイな状態にしてから行いましょう。
消毒には、かすり傷ができたときに使う市販の消毒スプレーまたは痔専用の消毒液を使いましょう。
コットンなどに消毒液を含ませ、ポンポンと痔部分に優しくつけます。
液が染みて痛い時には無理に行わないようにしましょう。
治るまでは、1日数回消毒すると良いでしょう。
消毒液をつけた後には痔専用の薬をつけておくのも良いですが、薬がない場合には、他の傷に塗る用の薬で代用してみても良いでしょう。
5.オイルやワセリンでケアする
痔を治したいときには、オイルやワセリンでおしりをケアすることで痔が治ってしまうこともあります。
オイルもワセリンも肛門部分に薄く塗ることで、皮膚が適度に柔らかくなり排便の痛みが楽になります。
オイルは不純物があまり含まれていない、オーガニックのものを利用するといいでしょう。
塗る前に手の温度で少し温めてから塗ると肌なじみが良くなります。
ワセリンは顔にも濡れるほど保湿力が高く、肌への刺激も弱いので、少量つけるだけでもおしりの肌がしっとりしてきます。
オイルやワセリンは薬を使いたくない人、妊娠していて薬が使えない人も利用できるのでオススメです。
6.痔に効くお茶を飲む
あまり痔に効くお茶を普段から飲んでいる人は少ないかもしれませんが、お茶を飲むことで痔の症状が楽になることがあります。
痔に効くお茶はなたまめ茶、よもぎ茶、どくだみ茶などがあります。
温かくして飲むため、血行が良くなり、またデトックス効果が期待でき、痔の原因となる菌が体外に出され、痔も早く治るのです。
またノンカフェインで眠る前や妊婦さんでも飲めるハーブティーのルイボスティーにも痔を治す効果があります。
ルイボスティーに含まれているマグネシウムが便を柔らかくしてくれ、排便しやすくなり、痔の時でも痛みに耐えることなく、スムーズに排便できるようになります。
他にもあらゆる栄養素が含まれているため、体調が良くなり、痔が治りやすくなります。
痔を治そう
痔の治し方は、肛門を消毒したり、市販薬を使ったりする以外にも、体を温める、痔に効くお茶を飲むということも良い方法です。
またおしりを清潔に保ち、オイルやワセリンでのおしりケアも辛い痔が和らいでくるのでオススメです。
痔は繰り返すこともあるのでしっかり治し、再発しないように気を付けたいですね。
ひどい時には病院にいきましょう。
※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。