片方の鼻だけつまっている状況を解消する方法。片鼻づまりをなくそう
風邪の引き始めや埃っぽいところにいる時など、なぜか片鼻だけ詰まってしまうときがあります。
呼吸がしづらく、においも感じにくく不快ですよね。
そんな片鼻づまりを軽減したり、スッキリ解消するための方法をご紹介します。
片方の鼻がつまる
1.鼻づまりのツボを押す
親指と人差し指の骨の交わるところ、丁度V字形の交点のあたりに「合谷(ごうこく)」のツボがあります。
詰まっている鼻が右側なら右手の、左側なら左手のツボを押すことで鼻づまり解消の効果が得られます。
反対の手の親指の腹でゆっくりと呼吸に合わせて押すのがポイント。
息を吐きながらじんわりと押し、息を吸う時には離すようにしてゆったりとリラックスして行いましょう。
合谷のツボには鎮痛作用や眠気を和らげる作用があるため頭痛のひどいときに押したり、仕事中眠気があるときに押すことでリフレッシュ効果が得られます。
2.鼻を温める
有名な方法のためご存知の方もいると思いますが、鼻を温めることで血行が良くなり、鼻づまり解消の効果が得られます。
このような方法を局所温熱療法といいます。
自宅にいるときには蒸しタオルで軽く鼻を抑え、リラックスしながら行うといいでしょう。
また、出先であればコンビニなどでペットボトル入りのホットドリンクを購入し、代用することができます。
長時間当て続けると軽いやけどの心配があるため、5分程度続けたら離し、またしばらくしてから温めるようにしてください。
3.鼻うがいをする
鼻づまりや鼻水を止めたい時に有効な方法です。
前かがみになり、片方の鼻の穴から注水し、反対の鼻の穴から水を出します。
このとき、頭を動かしたり唾を飲み込むと水が耳に入ってしまい、中耳炎になる恐れがあるため注意して行ってください。
また、鼻うがいには殺菌のために一度煮沸し、冷ました水を使用します。
食塩水を作って使用するとより良いでしょう。
4.片鼻呼吸をする
片鼻に意識を集中して呼吸行うことで通りを良くする方法があります。
まず、右手で鼻を軽く覆うようにして、片方の鼻の穴を小鼻を優しく押さえます。
左側ならば薬指、右側ならば人差し指を使って上から軽く触る程度の力加減で行います。
そのまま開いている鼻の穴から深く息を吸い、小鼻を抑える指を変え、反対の鼻の穴から息を吐きます。
その後、息を吐いた方の鼻から深く息を吸い、抑える指をかえて反対の鼻の穴から吐き出す。
これを数回続けます。
目を閉じてリラックスしながら行うと良いでしょう。
5.鼻呼吸をする
ここではヨガに用いられる「カパラバディ」という方法をお知らせします。
この呼吸方法は、腹式呼吸と鼻呼吸を同時に行うものです。
まず、鼻から深く息を吸い、お腹をふくらませます。
もう吸えない。
というところまでたっぷりと空気を体に取り入れましょう。
吸い切ったら10回~20回程度に分けて鼻から息を吐きます。
このとき、お腹を勢いよく引っ込め「ふん」と音が鳴るくらい強く短く吐くのがポイントです。
最後の一回で体の中の空気を長く出し切りましょう。
これを数回続けることで鼻の通りがよくなります。
また、リフレッシュ効果も高いため気分転換にオススメです。
6.ペットボトルを脇に挟む
500mlのペットボトルを使用します。
中身は入っていなくてもかまいません。
詰まっている鼻と反対側の脇に挟み、ぐっと脇を締めます。
これによって交感神経が刺激され、鼻づまりが解消されやすくなります。
挟みやすく、多少硬さのあるものであればペットボトルでなくてもかまいません。
ペットボトルの手に入らない状況や出先でどうしても鼻づまりを解消したいときには握りこぶしを脇に挟んで同様に交感神経を刺激してみると良いでしょう。
7.氷を食べる
鼻の中が炎症を起こしている場合には、冷やすことが効果的です。
鼻の中に直接氷を入れることはできないので、間接的に鼻の中を冷やせるよう、氷や冷たい食べものを口の中に入れて上顎側を冷やしてみるといいでしょう。
腫れが収まれば空気の通り道が広がり、呼吸がしやすくなります。
局所温熱療法で改善されない場合には反対に冷やして様子を見ることで、鼻づまりの原因が何なのか、特定しやすくなります。
どうしても氷が手に入らないときには冷えたドリンクを口に含むことで、氷より効果は落ちますが冷やすことができます。
8.ワセリンを塗る
安価で安全と有名なワセリン。
実は鼻づまりにも効果があります。
鼻の下に塗ることで爽快感があり、鼻の通りを良くする効果が得られます。
また、ワセリンには傷の保護や保湿効果があり、鼻の穴に塗ることで、炎症や傷がある場合には保護効果や乾燥予防に効果を発揮します。
治りを良くすることで、鼻づまりの根本的な原因を取り除くことが期待されます。
片方だけの鼻づまりの不快感から解放されたい方はぜひお試しください。
ここで紹介した方法はその場で、手に入りやすいものを利用した応急処置ですので、長期的に続く場合や改善されない場合には受診し、早期に治療を受けることをオススメします。
※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。