生理痛にオススメな食べ物と栄養素。生理痛を食べ物で和らげよう
皆さんは生理痛がひどいとき、どのように対処していますか?鎮痛剤を飲んだり、家でゆっくりしたりと様々でしょう。
一口に生理痛と言っても、症状や軽さ重さは人それぞれですが、今回は生理痛に良いとされる食べ物についてご紹介します。
1.生理痛全般に効果があるのは、大豆製品
例えば、豆腐や納豆、きな粉、豆乳や味噌など、大豆製品はホルモンバランスを整える作用を持っているので、生理痛の緩和になるといわれています。
もともとホルモンバランスの乱れが原因で起こる生理痛ですから、効果は期待できます。
大豆に含まれる大豆イソフラボンという成分が、女性ホルモンの一種と似た働きをしてくれるため、生理で乱れたホルモンバランスを少しでも整えようと働いてくれるのです。
また、生理中の冷えは生理痛を悪化させる原因ともなりますので、食べ方を工夫しましょう。
例えば、冷や奴ではなく湯豆腐、豆乳はスープ、味噌は味噌汁にするなど、出来るだけ体温を下げないように調理も工夫しましょう。
2.とくに腹痛がひどいときの食事は魚がオススメ
イワシやサバなどの青魚に含まれるDHAは血液の流れをよくする、子宮の急激な収縮を抑えるといった効果があるため、お腹が痛むタイプの生理痛の方にオススメです。
一般的に生理痛でお腹の痛みを伴う場合は、ホルモンバランスの関係で子宮が収縮するため起こるもの。
その子宮の収縮が急激に起こるとさらに痛みが増すわけですが、これらの食べ物を摂取することで急激な子宮の収縮を抑えることが出来ます。
青魚は血液をサラサラにする効果もあるため、普段から摂取していると血流が良くなり、冷え性の改善にもつながります。
ホルモンバランスを整える作用のあるビタミンB群も豊富ですので、生理中の食事としてとても適しています。
3.貧血やめまいがするタイプの生理痛の食事は鉄分を
貧血やめまいのするタイプの生理痛の方には、鉄分豊富な食材を積極的に摂取することをオススメします。
実は、血液不足も冷えの原因の一つとされているのです。
普段はなんともなくとも、一度に多く血が身体から出てしまう生理のときに、顕著に貧血の症状が現れてしまう人も少なくありません。
鉄分の豊富な食材の代表的なものでいえば、プルーンやレバー、小松菜、ほうれん草、ひじきなどがあります。
摂取しやすい食材が並んでいますし、どれも鉄分以外の栄養素もたっぷりのものです。
生理中は特に、普段からでも積極的に摂取してみてください。
4.生理痛の時には身体を温めることも忘れずに
生理痛は血流の悪さも悪化の原因となります。
特に女性は身体が冷えやすい上に、もともと冷え性の方も多いのではないでしょうか。
生理中に身体を冷やしてしまわないよう、身体を温める食べ物を摂取するのもいいでしょう。
代表的なものでいえば、生姜です。
例えば生姜湯を飲んだり、料理に生姜を使ってみたりと積極的に摂取しましょう。
そのほか、根菜類も身体を温める効果があるといわれています。
レンコン、ニンジン、ゴボウなど。
特にゴボウには食物繊維が豊富に含まれているため、生理痛の中で便秘に悩まされている方もいると思いますが、そういった方には一石二鳥です。
5.お菓子を食べる場合はナッツ類がオススメ
ちょっとしたつまみ程度のお菓子も工夫が出来ます。
普段、ちょっと小腹がすいたときにチョコレートを食べている人などは要注意。
チョコレートに入っているカフェインは身体を冷やす効果や、神経を刺激する効果があるため、逆に生理痛を悪化させてしまいます。
ここでオススメなのが、ナッツ類です。
ナッツ類はビタミンEがとても豊富なため、血流が良くなり、冷えの解消にもつながります。
普段、仕事中などお菓子を良くつまむ方は生理中だけでもお菓子をナッツ類に置き換えてみてください。
6.イライラ防止にはビタミンB1を
生理前から、生理中にかけて、なぜか何でもないことでもイライラしてしまうこともありますよね。
これも、ホルモンバランスの乱れからくるもので、立派な生理に伴う症状です。
イライラ防止に最適なビタミンB1を多く含むのは、豚のヒレ肉、うなぎ、ゴマ、たらこ、のりなど。
そのほかよく言われるカルシウムもイライラの抑止につながります。
ヨーグルトや牛乳、干しエビ、小魚などに良く含まれています。
ただし、乳製品はエストロゲンを増加させ、生理痛の悪化につながる場合がありますので、通常の食事量であれば問題はありませんが、食べすぎには注意しましょう。
生理痛を食べ物で改善していこう
薬で対処できる症状もあれば、対処できない症状もあり、月に1回の生理が本当に憂鬱ですよね。
でも、今回紹介させていただいた食材はどれも特別なものではありません。
どこのスーパーにも置いてあるようなものばかりですし、普段から摂取していいことだらけの栄養素が詰まった食材ばかりです。
女性は特にホルモンバランスの乱れに敏感ですから、ぜひ一度試してみてください。
※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。