胃痛になる原因とは。主な理由6つ
胃が痛くなると何もてにつかなかったり、眠れなかったり生活に支障が出てしまいますよね。
胃痛の原因によっては薬を服用しなくても治ったり、病院にいく必要があったり様々な対処法が必要となります。
胃痛になる主な原因を見ていきましょう。
1.空腹
胃痛になってしまうとすぐに薬を飲みたい、と思ってしまいますが、まずは原因を考えてみましょう。
時には空腹から胃痛になってしまうことがあります。
空腹時には胃酸過多になりやすくそのせいで胃が痛くなります。
1日の中で空腹時間が長くなりやすい人は注意が必要です。
また1食を完全に抜くダイエットをしていたり、仕事で食事時間が不規則になったりしている人は、空腹時間が長く胃に負担がかかっています。
できる限り空腹時間が続かないように、少量でも何か口にする、胃を守ってくれる牛乳などの乳製品を摂取するなど工夫が必要です。
2.ストレス
毎日ではなくても忙しいと胃痛になる、人間関係に悩み始めてから胃が痛くなったなど、環境の変化や毎日の多忙によるストレスが胃痛の原因になることはよくあります。
大人であればストレスなしで生活することは不可能ですが、胃痛になるほどストレスを感じているということは、心身ともに限界が近づいているサインです。
ストレスが原因の胃痛を放っておくと急性胃炎や慢性胃炎などの病気になってしまうこともあります。
また胃痛以外にも吐き気、胃もたれ、胸やけなどの症状も出てくることがあり、仕事や家事が通常通りこなせなくなったり、食事ができなくなったりしてしまうこともあります。
ストレスを感じやすい人や疲労が溜まっている人は早めにストレス発散をしたいですね。
3.体が冷えている
女性の中には1年中体が冷えやすい、冷え性を患っているなど体の冷えに悩んでいる人も多いでしょう。
体の冷えはあらゆる体の不調の原因になりますが、胃痛もそんな不調の一つです。
胃は冷えてしまうと位置が下がる傾向があり、胃下垂になったように胃が痛くなります。
また普段から体温が35℃台で低体温の人は内臓が冷えやすく、そのせいで胃痛が起きていることもあります。
体を芯から温める努力をし、寒いと感じる前に冷え対策を日々行いましょう。
飲み物は温かい物を飲む、毎日お風呂で温まる、スポーツで体を温めるなど体が冷えない体質作りを心がけましょう。
そうすれば薬に頼ることなく胃痛が治るはずです。
4.暴飲暴食
普段はまったく胃が痛くならないけれど、外食が続くと胃痛がする、飲み会のあとは必ず胃痛になる、という人もいるでしょう。
その場合、暴飲暴食が原因で胃痛が起こっているのです。
つまり暴飲暴食をやめれば胃痛は改善できます。
けれど仕事や友達との付き合いで外食が続いてしまう時、お酒を飲まなければいけない時はありますよね。
そんなときには、できる限り胃の刺激になってしまうような脂っこい食べ物、甘い物、辛い物は食べないようにしましょう。
またお酒と水を交互に飲み、お酒の摂取量を意識的に減らすなどの工夫が必要です。
また自宅でストレス発散のために暴飲暴食してしまうのも胃痛の原因を自分で作ることになってしまうので、胃痛の辛さを考えて、暴飲暴食をしてしまう前に思いとどまりましょう。
5.逆流性食道炎
胃痛は逆流性食道炎が原因で起こることもあります。
逆流性食道炎は、食べすぎや胃酸過多などにより胃酸が込み上げてきてしまう病気です。
すっぱい胃酸が逆流するため、気持ち悪くなる、吐き気がするなど、胃痛以外にも辛い症状が伴うことも多いのです。
逆流性食道炎になってしまうと、胃の働きを助けたり、正常にしたりする薬を服用しなければなかなか治りません。
放っておくと胃炎などの病気になってしまいさらに大変な治療をしなければいけなくなります。
逆流食道炎の症状は食後に起こりやすいので、胃痛などの症状が必ず出てくる人は病院に行ってみましょう。
6.胃潰瘍
胃潰瘍という病気も胃痛の原因となります。
胃潰瘍は胃酸が胃粘膜を消化してしまい、胃壁がただれてしまう病気です。
胃痛以外にも酷くなると出血してしまうこともあります。
また繰り返す胃潰瘍はピロリ菌に感染している可能性もあります。
胃潰瘍になっている場合は、みぞおちの左部分が痛くなることがほとんどで、胃痛の他に胸やけ、吐き気、ゲップが出るなどの症状があります。
また胃痛のせいで食事が思うようにできず体重が減ってしまうこともあります。
胃が弱っている状態なので、できる限りすぐに病院にいき、治療を開始しましょう。
胃痛の原因を見つけよう
胃痛はストレス、暴飲暴食、空腹など普段の生活習慣が原因になることがあります。
また体が冷え、そのせいで胃が痛くなることもあります。
他にも逆流性食道炎や胃潰瘍が原因の胃痛も考えられるので胃痛をあなどってはいけません。
必ず胃痛の原因を明確にし、早めに治療し、毎日健康で快適に過ごせるようになりたいですね。
※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。