コンタクトをするとドライアイに悪い理由とは
普段からソフトハードコンタクト、カラーコンタクトを使用している人は多いでしょう。
実はコンタクトをしているとドライアイになりやすかったり、ドライアイが悪化しやすかったりすることがあります。
その理由を見ていきましょう。
1.ソフトレンズのコンタクトは瞳が乾燥しやすいから
コンタクトにはハードとソフトタイプがありますよね。
スポーツをしている人やコンタクト使用中に目に痛みを感じたくない人はソフトコンタクトを使用している人もいるでしょう。
実はソフトのレンズは水分を吸収し、蒸発させてしまう働きがあるため、レンズと角膜との間の涙が乾燥してしまいます。
そのため、コンタクトを使用するとドライアイになりやすくなります。
またドライアイに気がつかずに使用を続けてしまうと、さらに乾燥が酷くなることもあります。
またすでにドライアイの人は、ハードコンタクトを使用したとしても短時間の使用に留めないと、目が痛くなってしまうことも多いのです。
2.酸素がレンズを通らないから
酸素透過率という言葉を、すでにコンタクトを使用している人なら聞いたことがあります。
酸素透過率が高いコンタクトは酸素がレンズを通りますが、酸素透過率が低いコンタクトは酸素がレンズを通り抜けないためドライアイになってしまうと言われているのです。
ハードコンタクトでもソフトコンタクトでも酸素透過率が高いか低いかは製品の種類によって異なっているため、コンタクトの使用を始めてからドライアイになってしまった人は、酸素透過率がどうなっているのか今一度見直す必要があります。
酸素不足が続いてしまうと、角膜が傷つきドライアイになってしまったり、さらに炎症が悪化したりしてしまいます。
3.コンタクトの使用期限を守らず使ってしまうから
コンタクトレンズはソフトでもハードでも使用期限があります。
とくにソフトの場合は、ワンデイなのかマンスリーなのかなど、1度しか利用できないものから1か月間続かい続けられるものまで様々です。
レンズに使用期限があるのは、もちろん目の健康を保つためですが、その期限をオーバーして使い続けてしまうと、角膜が傷ついたり、目が乾燥したりしてドライアイになってしまいます。
コンタクトの予備がなかった、交換するのがめんどうくさい、などどんな理由があっても、コンタクトの使用期限が終わったら、新しいものに交換したり、眼鏡をしようしたりすることが大切です。
4.コンタクトに汚れが付着しているから
コンタクトは使い捨てでない限り、洗浄液につける必要があります。
キレイな手でコンタクトを軽く洗うことも必要になってくることもあります。
けれどそれでもコンタクトには汚れが付着してしまうものです。
花粉、ほこり、目やになどの汚れなので、しっかりと洗浄すれば取れますが、適当に洗浄をしているとまったく汚れは落ちていません。
コンタクトに汚れが付着していると、そのせいで角膜に傷がつきドライアイになってしまいます。
ドライアイなのに汚いコンタクトを使い続けると、ドライアイの炎症はどんどん悪化し、コンタクトが使用できなくなってしまうこともあります。
5.目に合わない製品を使用しているから
コンタクトは種類が多く、時には目に合わない製品を選んでしまうこともあるでしょう。
目に合わない場合は、少しでも痛みがあったり、目にゴロゴロした違和感があったりしてきます。
目に合わない製品を使用していると、目が無理をしている状態を放置していることになるので、ドライアイになってしまいます。
角膜に傷がつく、目が疲れやすい、涙が止まらないなどのドライアイの症状が出てしまい、そのまま使い続けると目が明らかに痛くなったり、赤くなったりしてきてしまいます。
目に合うコンタクトを見つけるためには、コンタクト購入時に専門家に相談したり、眼科で目の体質を診てもらったりしてから選ぶのが良いでしょう。
6.目の異常に気がつきにくいから
コンタクトは長時間つけるものなので、ある程度痛みを感じにくかったり、目にゴミが入ってきても付け続けることが可能だったりするようにできています。
とくにハードコンタクトよりはソフトコンタクトの方が、目にゴミが入ったときなどの異常に気がつきにくいことが多いのです。
目の異常に気がつかずコンタクトを使用しているとドライアイになってしまうことがあります。
裸眼でいたほうが目の異常が治りやすいはずなのに、コンタクトをつけていることで炎症が治りにくくなり、だんだんと悪化してきてしまいます。
コンタクトをすると目の異常に気がつきにくい、ということを認識し、普段よりも目の変化に気を配るようにしましょう。
コンタクトをしているとドライアイになりやすい、悪化しやすい理由は目が乾燥しやすく、また酸素が目に入らないからです。
またコンタクトを清潔に、使用期限を守らず使わなかったり、目に合わない製品を使っていたりするとドライアイになってしまいます。
正しく清潔にコンタクトを使用し、目の健康を保ちましょう。
※ここでご紹介している全ての薬等は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。また少しでも健康に不安がある場合は必ず医師等にご相談ください。